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【失敗談】恋愛依存症だった私が、初めてカウンセリングを受けた話

😄「 カウンセリングを受けたいけど、なんとなく得体の知れない怪しいイメージがある。実際にカウンセリングを受けた人の体験談を聞いてみたい! 」

そんな方向けの記事。

はじめてのカウンセリング体験談をお話していきます。
ただし、成功体験ではなく失敗談ですが・・・

記事の後半に、わたしが失敗から学んだこともシェアします✍️

【 カウンセリングに失敗しない3つのコツ 】

❶ 恋愛依存症の本当の問題について学ぶ
❷ じぶんに合う適切なカウンセラーさんを選ぶ
❸ カウンセリングの正しい使い方や効果を知る

そちらも合わせてご参考ください。

🌝 当記事の解説者:満月(みつき)

元 恋愛依存症者。現在は、脳とメンタルを整える 心美矯正師 として活動。

noteやTwitterによる発信活動、心理分析、心理療法によるカウンセリングサービスを提供。

さらなる人生の質を高めるために、カウンセラーの師によるカウンセリングに取り組む、現役のクライアントでもある。

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初めてのカウンセリング失敗談


当時 20歳。
わたしは、自分が恋愛依存症であることに気づいた。

16歳のころから彼氏という存在が途切れたことはない。なぜなら、一人になるのが怖かったからだ。

ひとたび「彼氏」のような親密な男性が居なくなると、謎の空虚感や孤独感など、強烈なネガティブな感情に苛まれ、いてもたってもいられなくなる。それが怖かった。

彼は浮気をするダメな男だったが、わたしにとっては無くてはならない精神安定剤だったのだ。

Google検索により、恋愛における不安定な精神状態の正体は「 恋愛依存症 」と呼ばれるものだと知った。

一刻も早く、恋愛依存症を克服したかったわたしは、初めてのカウンセリングを受けることにした。


カウンセラーを選ぶために注目した点は、

❶ 有資格者か?
❷ しっかりした会社か?
❸ 場所は通える範囲なのか?
❹ 公式サイトの雰囲気はいいか?

❶:カウンセラーは無資格でもなれてしまう職業なので、有資格のほうが安心だと思ったから

❷:フリーランスのような得体の知れない人より、大きな会社のほうが安心だと思ったから

❸:当時はzoomなどなかったので、通いやすい場所が良いと思ったから

❹:公式サイトの雰囲気が良かったら、カウンセリング技術もちゃんとしてるだろうと思ったから

この4点を判断材料にした。(かなり慎重に選んだつもりだったが、失敗に終わる・・・)

Google検索で探し当てたのは、臨床心理士のカウンセラーが7名ほど在籍するカウンセリングルームだった。

カウンセリングルームにしては、そこそこ大きい会社だと思う。

😤「ここなら失敗なさそうだな!」

こんな感じで、初めてのカウンセリングを予約した。

カウンセリング当日。

勝手なイメージだが、カウンセラーといえば、清潔感がある真面目な雰囲気の35〜45歳くらいの女性のイメージだった。

しかし、なんと、わたし(以下、ヤバみつ)を担当してくださることになったカウンセラーさんは、想像してたより若く、27〜30歳くらい。

少しぽっちゃりだが、パッチリした二重に大きな瞳、明るい茶髪、色白、鼻も高く、いかにも今風の可愛らしい女性カウンセラーさんだった。驚いた。

👶ヤバみつ心の声
「 え?! 若いっ!! この人、大丈夫かな・・・」

若い=経験が少ない=能力が低いという公式を持っていたわたしは、さっそく不安になった。(偏見の塊だったワタクシ)

不安になったが、帰るわけにはいかない。記念すべき初めてのカウンセリングが始まった。

👶「 浮気症の彼氏と別れたいのに、別れることができなくて悩んでます。

いままでの経験上、彼氏と別れると、強烈な空虚感や孤独感が襲ってくるんです。一人になるのが怖くて、別れることができません。

何かがおかしいと思って、ネットで調べたら、恋愛依存症っていうものにピッタリ当てはまってたんです!!たぶん家庭環境が原因だと思います!

やっぱり、わたしは恋愛依存症なんですかね?」

これが、わたしの主訴だった。

💁‍♀️ カウンセラー
「ふむふむ、家庭環境はどんな感じだったの?」

👶 ヤバみつ心の声
「 いきなりタメ語かよ・・・。わたしが若いからって、初対面なのに非常識だな〜。まぁ、しゃ〜ないか。」(心狭めだったワタクシ)

と思いながらも、父親と母親の性格、幼少期の家庭環境、夫婦喧嘩に巻き込まれて苦労したこと、精神的負担だったことを、かいつまんで話した。

すると・・・
ビックリするくらいボロボロ涙が出てきたのだ。

いやもう、号泣しながらのマシンガントーク。これには本当にビックリした。

夫婦喧嘩の絶えない家庭で育ち、ストレスといえばストレスだったが、「 両親の仲が悪いなんてよくあることだ 」「 早く離婚してくれないかな 」なんて冷めた感じで、あまり気にしていないつもりだった。

しかしこの瞬間、ひた隠しにしてきた傷ついた気持ちに、初めて気づいたのだ。(カウンセリングの魔力)

ー こんなに辛かったんだ!?
ー こんなに傷ついてたんだ!?
ー こんなに悲しかったんだ!?


衝撃だった。

一旦落ち着いたあと、彼氏と別れられない件についての話になる

初めてのカウンセリング、ここまでは良かった。
ここまでは。(タメ語も許す!!!)

問題は、そのあとだ。



💁‍♀️「 その彼氏さんとセフレさんは、共依存関係になってるねぇ。お互いが必要とされることを求めてるよね。」

👶「は、はぁ。」(彼氏とセフレが固い絆で結ばれてるような気がして不快だったワタクシ)

💁‍♀️「あ、共依存って知ってますか?」

👶「いや、知らないです。」

💁‍♀️「フッ(鼻で笑う)」

👶 ヤバみつ心の声
「 はい!?

鼻で笑いやがったーーーーッッッ!!!!
馬鹿にされたッッッ!!!

え!? カウンセラーなのに鼻で笑うの!?
え!? そんなこと、ありえるの!?」

プライドが高かった当時のわたしは、鼻で笑われたことに衝撃を受けた。それとともに、開きかけたココロの棺⚰は、ピッタリと閉じた。



その後、カウンセラーさんはアドバイスをくれた。

👶「 いまの彼氏と別れたあと、他の男性と付き合ったとしても、幸せになれる自信がないんです。」

💁‍♀️「 可愛いんだから、自信持っていいと思うよ?」

👶ヤバみつ心の声
「 だ、だれでも言えるアドバイスだな・・・」

わたしは呆れた。

👶「 わたし、カウンセリング通ったほうがいいんですかね?」

💁‍♀️「 うーん、原因はわかってるし、もし今後も別れられなかったら、また来てみたらどうでしょう。」

👶「わ、わかりました・・・。」

このままじゃ、絶対に別れられない・・・と思っていたものの、わたしのことを鼻で笑う女性カウンセラーのもとに通いたいとも思えず。

それに、当時のわたしは恋愛依存症を克服してしまったら、彼氏と別れないといけないと思い込んでいたため、克服するのが怖かったのだ。

克服したい気持ちはあったが、別れたいけど別れたくない病のわたしにとっては、それはそれで怖かったのだ。

別れたいけど、別れたくないしな
依存していても、誰にも迷惑はかけないしな
新しい彼氏ができるまで、このままやり過ごそうかな

などの気持ちが出てきて、わたしは恋愛依存症の克服を一時断念した。

その後6年間にわたり、恋愛依存症者特有の「不幸な恋愛」は続くことに・・・。

カウンセリングに失敗しない3つのコツ

当時のわたしは、自分が依存症であることに気づいたものの、自分の恋愛依存症の問題を軽視(※否認)し、一時断念しました。

否認 = 依存症者によくある心理。じぶんが依存症であることを認めなかったり、じぶんの問題を軽視すること。

初めてのカウンセリングに失敗したために、依存症の克服を6年間も先延ばしにしてしまいました。正直、かなりもったいない時間を過ごしたなと思います。

「人間が変わることに早いも遅いもない」とは思いますが、それでも早いに越したことはないでしょう。

ここまで記事を読んでくださったあなたには、わたしのような失敗はできるだけしてほしくありません。

現在のわたしは、心美矯正師としてカウンセリングを提供する側でもありますが、実は現役のクライアントでもあります。

クライアント歴は、かれこれ10年くらいでしょうか。

いまは問題解決のためではなく、人生の質を高めるため、カウンセラーの師によるカウンセリングを1ヶ月に1回ほど取り組んでいます。

わたしは、カウンセリングが大好きです。
もはや、クライアントのプロ✨

現役クライアントのプロである私が、カウンセリングに失敗しない3つのコツをシェアしていきます。

【 カウンセリングに失敗しない3つのコツ 】

❶ 恋愛依存症の本当の問題について知る
❷ じぶんに合う適切なカウンセラーさんを選ぶ
❸ カウンセリングの正しい使い方や効果を知る

恋愛依存症の本当の問題について知る 🌿

ヤバみつは、恋愛依存症の本当の問題について知りませんでした。問題の重さを知らないがゆえに、問題を軽視(否認)し、カウンセリングを一時断念してしまいました。

まさか、恋愛依存症であるがゆえに無意識にダメな男性を選んでいたこと、恋愛依存症であるがゆえに健全な男性をダメな男にしてしまう「問題行動」をとっていたことなど、まったく知らなかったんですよね。

正しい知識さえあれば、6年間も先延ばしはしなかったと思います。(実際、恋愛依存症について学んでからは、本気で克服に取り組みました。)

なので、まずは恋愛依存症の本当の問題について知ってください。


じぶんに合う適切なカウンセラーさんを選ぶ 🌿

ヤバみつが初めて選んだ女性カウンセラーさんは、恋愛依存症については詳しくなかったようでした。

それはカウンセラーさんが悪いのではなく、「胃が痛いから歯医者さんに行ったけど、ぜんぜん治らなかった!!!」と同じようなことが起きていたんですよね。

じぶんの問題に合わない、非専門のカウンセラーさんを選んでいたので、失敗して当たり前。

医療業界と同じく、カウンセリング業界にも「 ○○科 」という専門性があります。

なので、じぶんに合う適切なカウンセラーさん(じぶんの問題に詳しいカウンセラーさん)を選んでください。

カウンセリングの正しい使い方や効果を知る 🌿

カウンセリングは高価なサービスですが、うまく取り組めば人生が劇的に変わります。

その効果を充分に発揮させるためにも、カウンセリングの正しい使い方やカウンセリングの効果を理解しましょう。

使い方:受けるものではなく、取り組むもの

カウンセリングは「受ける」イメージが強いですが、ほんとうは「取り組む」もの。

「カウンセラーが助けてくれる」と誤解されがちなのですが、カウンセラーに任せっきりでは改善しません。

クライアントの、積極的に問題解決に取り組む姿勢 が重要です。

カウンセラーはあくまでも「松葉杖(補助道具)」であり、それを使うのは「本人(クライアント)」みたいな感じですね。

効果:さまざまな心理療法を扱い、問題解決できるもの

ヤバみつには「 カウンセリング=話を聞くだけ=あまり効果がないもの 」というイメージがありました。

あなたは、どんなイメージがありますか?

実際に、話を聞くだけ(と受け取られるような)カウンセリングも存在しますが、それは一部にすぎません。

心理療法を扱うカウンセリングに取り組めば、しっかりと問題を解決できます。

気になるカウンセラーさんが見つかったら、「どんな心理療法を扱っていますか?」と聞いてみるのも良いでしょう。

🌝「カウンセリングに失敗しない3つのコツは、いかがでしたか?」

日本では、カウンセリングを受けること自体、まだまだハードル高いですよね。

得体の知れない怪しいイメージがある方も多いでしょう。実際、カウンセラーは無資格でもなれてしまう職業なので、得体の知れない怪しい人がいるのも事実。

しかし、しっかりした技術がある本物のカウンセラーは、世の中には存在します。( わたしの師も、本物のカウンセラーの1人です。)

そんなカウンセラーと出会えることは、かなり運が良いと言われています。

どうかあなたも、そんな素敵なカウンセラーと出会えますように。



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