ロマンス依存症とは? 〜刺激を求めたくなる本当の理由〜
(最終更新日:2024.3.1)
そんな方向けの記事です。
元 恋愛依存症(共依存症+回避依存症)
脳のしくみや心理学を学び、恋愛依存症の克服・回避依存症の夫との関係を劇的に改善。
現在は「恋愛依存症・回避依存症の専門家」として活動。心理資格は5つ。
noteやX(Twitter)による発信活動、心理分析、心理療法によるカウンセリングサービスを提供。
※ Xの本アカ@loveshare0001
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※ くわしいプロフィール
ロマンス依存症とは
ロマンス依存症とは、恋愛の刺激(ドキドキやワクワク)を過剰に求める依存症のこと。恋愛依存症の一種です。
ロマンス依存症者は、刺激がないような平凡な恋愛は好みません。
たとえば、不倫、略奪愛、絶対に手に入らない高嶺の花などの刺激的な恋愛を好みます。
ロマンス依存症者は、相手から愛されることに依存するというよりも、刺激的な恋愛という設定(ストーリー性)に依存しています。
恋愛をするときに"ドキドキやワクワクのような刺激を常に求めているタイプ"の方は、このロマンス依存症の傾向が強いといえます。
診断チェックリスト
✓ 複数恋愛をしがち
✓ 恋愛では追いかけたい派
✓ いつも恋愛が短期間で終わる
✓ 両思いになると急激に冷める
✓ 自分を好きな人には興味がない
✓ 手の届かない「高嶺の花」が好き
✓ いわゆる「良い人」には興味がない
✓ 上手くいかない悲劇の恋愛ほど燃える
✓ アイドルや芸能人の追っかけにハマる
✓ 略奪愛や不倫をしてると高揚、興奮する
✓ 友情結婚のような平凡な結婚は「つまらない」
✓ 誰にも応援してもらえず、2人の間に立ちはだかる壁が多いほど燃える
さて、あなたはいくつ当てはまりましたか?
当てはまる数が多ければ多いほど、ロマンス依存症の傾向が強いといえます。
ロマンス依存症者の脳をジャックする恋愛ホルモン「PEA」
通称、恋愛ホルモンと呼ばれる脳内物質をご存知でしょうか?
すべての人間は、恋に落ちた瞬間から「PEA」が脳内で大量に分泌されます。
実はこの物質・・・
「覚醒剤」や「抗うつ薬」と似たような働きをすることがわかっています。
ロマンス依存症者の脳は、知らず知らずのうちにPEAの虜になっているということです🧠
しかし、すべての人間がPEAに依存するわけではありません。
同じ人間であっても
上記のような人ほど、このPEAで得られる快感が手放せなくなり、依存するようになります。
恋をすることでPEAが脳内の中枢神経を興奮させ、" えもいわれぬ快感 "が脳内を満たし、そのおかげで苦しい現実から一時的に解放されるからです。
PEAの効果がなくなると、その恋愛ではドキドキやワクワクのような刺激が感じられなくなります。ロマンス依存症者の恋愛が「短命になりやすい」のも、これが原因です。
ちなみに、"恋の消費期限は3年"という説も、このPEA理論で証明できます。
恋愛関係が長く続けば続くほど、PEAの分泌量は減少します。
ドキドキやワクワクのような刺激が得られなくなったロマンス依存症者は、
などと感じるようになり、その恋愛に興味が持てなくなります。
PEAの効果がなくなった後は、空虚感、退屈感、虚無感などを感じる"面白みのない殺伐とした現実"に逆戻りします💭
そして、そのような現実を逃避するために、ロマンス依存症者は"新たな恋愛による刺激"を探し求めるようになります♾
ロマンス依存症を治す方法
ご存じかもしれませんが、ロマンス依存症者の根本的な問題は「恋愛依存症」です。
ロマンス依存症を治すためには、根本的な問題である恋愛依存症を克服する必要があります。
先述したとおり、すべての人間がPEAに依存し、ロマンス依存症になるわけではありません。
同じ人間であっても、恋愛依存症者のように
このような人ほど、このPEAで得られる快感が手放せなくなり、依存するようになります。
逆を言えば、
このような人は、ロマンス依存症にはなりません。
ですから、ロマンス依存症を治すためには
根本的な問題である恋愛依存症を克服し、自己肯定感を高めること、精神的に安定すること、ストレスを健全な方法で解消できることが必要不可欠になります。
下記の記事 に具体的な方法を解説しているので、必要な方はご覧ください。