回避依存症:独裁者タイプ 〜モラハラをする本当の理由〜
(最終更新日:2024.5.11)
そんな方向けの記事。
回避依存症については下記の記事にまとめてみました。(1万字)
回避依存症には4つのタイプがあります。
今回は独裁者タイプについてシェアしますね✍️
元 恋愛依存症(共依存症+回避依存症)
脳のしくみや心理学を学び、恋愛依存症の克服・回避依存症の夫との関係を劇的に改善。
現在は「恋愛依存症・回避依存症の専門家」として活動。心理資格は5つ。
noteやX(Twitter)による発信活動、心理分析、心理療法によるカウンセリングサービスを提供。
※ Xの本アカ@loveshare0001
※ Xのサブアカ@loveshare0002
※ くわしいプロフィール
特徴
昔ながらの亭主関白。
よくいえば、とっても男らしい男性✨
男気のないナヨッとした男性が増えている中、このタイプは肉食系の男らしさが滲み出ています。
恋愛では、自分が上に立つことで女性を思いどおりにコントロールしたがる傾向があります。
その理由は、
です。
回避依存症者の中でも、支配服従関係・上下関係をつくりだすのが最も得意なタイプでしょう✊
チェックリスト
✓ DVやモラハラをする
✓ 自分が一番正しいと考える
✓ 驚くほど︎自分中心で物事を考える
✓ 「なぜこんなこともできないのか」とダメ出しを頻繁にしてくる
✓ 考え方や行動を少しでも注意すると怒ったり、無言になって拗ねる
✓ 指示・命令・余計なアドバイスが多いわりには、こちらの指示やアドバイスを嫌がる
✓ お金の使い方・料理・掃除・育児・食べ方・喋り方・車の運転・生活スタイルなど、ある特定の完璧主義(こだわり)を押しつけてくる
あなたを支配する方法
独裁者タイプは、いわゆるDVかモラハラのどちらかで女性を支配(コントロール)する傾向があります。
クライアントからのご相談では、独裁者タイプのモラハラによるお悩みをよく伺います。
「精神的にはものすごく辛いけど、なんとか生活はできるレベルなので離婚しようか(別れようか)迷っています。関係改善できるならしたいのですが・・・」といったご相談が多いですね。
ここからは独裁者タイプのモラハラによる支配について2パターンにわけてシェアします✍️
▶︎ 無言攻撃によるモラハラ
独裁者タイプは女性の行動や態度など気にくわないことがあった場合、
という雰囲気を出し、無言攻撃をしかけます。
無言で精神的に圧力をかけ、女性に不安や罪悪感を与えることで思いどおりにコントロールしようとします。
メンタルが安定した女性でも沈黙は苦手なのに、ましてやメンタルが不安定な女性だと、沈黙の時間は耐えがたい苦痛になります。
特に恋愛依存症者は
などと感じ、見捨てられ不安や罪悪感が刺激されます。
いてもたってもいられないくらい、ざわざわぶるぶる状態に。
見捨てられ不安や罪悪感をなんとかするため、明らかに独裁者タイプのパートナーに非がある場合でも
などと思い、なにも悪くないのに焦って謝るのがお決まりのパターン。これが独裁者タイプとの恋愛による支配服従関係です。
「お前が悪い!!!」などのモラハラを受け続けると、「わたしが悪いんだ」と認知が歪んでしまうことも。
劣悪な環境に身を置くと、どんな人でも自己肯定感は下がり、メンタルは疲弊します。正常な判断がむずかしくなり、独裁者タイプに支配されやすくなります。
▶︎ 人格否定や批判によるモラハラ
独裁者タイプは相手の「欠点探し(あくまでも独裁者タイプ目線)」が得意。
自分の欠点は棚にあげますが、相手の欠点を発見するとここぞとばかりに人格否定や批判をします。精神的に圧力を与えることにより、女性を思いどおりにコントロールしようとします。
特に悪意のある独裁者タイプは、女性が失敗するまで黙って様子をうかがい、いざ失敗すると「それみたことか!」と言わんばかりに女性を否定します⚡️
人格否定や批判する姿勢は、付き合い中よりも同棲後→結婚後→出産後のほうが酷くなります。
なぜなら、独裁者タイプによる欠点探しが料理や掃除、育児の仕方で発揮されてしまうから。
お付き合い中には目立たなかったこだわりの強さや神経質さが、同棲したり結婚してから浮き彫りになりやすいということです。
(独裁者タイプからみたあなたの欠点について)人格否定や批判をされ、女性が改善しようと思っても、苦手なことほどなかなか改善しにくいもの。
努力をしてるのに認めてもらえず、自己肯定感は下がり、精神的に病んでしまいます。モラハラが原因で「うつ病」になってしまう方も多いです。
ただ驚くことに、独裁者タイプは人格否定や批判してる自覚はありません。実は「相手のために言ってあげてるのに」と本気で思っているケースが多いのです。
何度言っても欠点が改善されない場合には、自分がモラハラ加害者であるにもかかわらず「俺は被害者だ!」と考えます。
こんな感じ。
また、たいていは無意識ですが、女性のことを否定や批判することで、自分のほうが優秀だと思いたい心理も隠れています。
こんな風に感じたいために、否定するチャンスを鋭く狙い続けています👀✨
♢
ここまで読んでくださったあなたは、「独裁者はものすごく自分勝手で自信過剰な人間なんだ!」と感じるかもしれません。それ、まちがいないですね!
ただ、独裁者タイプはあくまでも回避依存症。
本当はかな〜り繊細。
いつもとは反対に、女性側が独裁者タイプのことを否定や批判をすると、繊細なプライドに傷がつきます。
こちらが傷つけるつもりはなくとも、ちょっと物申しただけでも「感じの悪い無言攻撃」か「目をむいて憤慨」してくるはず。
ほんとうに面倒くさい性格だと思います。
しかし、このような独裁者タイプによる問題行動に苦しみながらも、心のどこかでは
などと魅力に感じ、羨ましくもあり、グッと惹かれてしまうケースが恋愛依存症の女性には多いです。
あなたを支配する本当の原因
長期間モラハラによる支配を受けると、精神的に追い込まれ「わたしが悪いんだ」と感じてしまうかもしれません。
ですが、決してそんなことはありません。
パートナーが無言攻撃してくるのも、人格否定や批判をしてくるのも、あなたが悪いわけではありません。
また、「私のことを愛していないからだ!」と思われてるなら、一概にそうとも言えません。
多くの場合は、あなたに原因があるのではなく、独裁者タイプの過去に本当の原因が隠されています🔑
◉ 独裁者タイプの父親をモデリングしてるから
子どもは、両親のコミュニケーションの取り方を無意識に記憶します。
日本人の子どもが、日本語を自然と話せるようになるのと同じ感覚ですね。
母親を支配する父親をモデリングしてるため、あなたを支配するようになったパターンですね。
◉ 独裁者タイプの父親を同一視してるから
簡単にいえば「奴隷役だったころの自分を忘れるために、独裁者役の自分を演じるようになった」みたいな感じ。
独裁者タイプのような攻撃的な父親と生活してると、とうぜん子どもは恐怖にさらされたり、傷ついたりします。
すると、大人になってから「自分に恐怖を与えてきた父親と同じようなポジション」に立ち回ることで、過去に受けた心の傷や自分の弱さを打ち消そうとする心理が働くわけです。
独裁者タイプの父親を同一視することにより、あなたを支配するようになったパターンですね。
◉ 女性を虐げることによって母親に対する怒り・憎しみを解消しようとしてるから
独裁者タイプは、幼少期の母親に対する怒りや憎しみを抱えていることがあります。
その怒りや憎しみを、パートナーや複数の女性を身代わりにして復讐しようとすることがあります。
幼少期の母親に対する怒りや憎しみを解消するため、あなたを支配するようになったパターンですね。
◉ 男女差別的な不健全な教育による洗脳を受けたから
男として生まれたというだけで、親や周りの大人から不健全な教育(または、なんとなく社会全体にある無意識の思い込み)を植え付けられることがあります☠️
このように「男=強者」のような教育やイメージが「支配や権力」に結びついてしまうと、独裁者タイプになりやすくなります。
不健全な教育による洗脳を受けたため、あなたを支配するようになったパターンですね。
◉ あなたを支配することで、自分の心の傷やネガティブな感情を解消しようとしてるから
心の傷やネガティブな感情たちを解消(ストレス発散)するために、あなたを支配するようになったパターンですね。
とうぜん、そんなことでは解消できませんが・・・。
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