回避依存症:ナルシストタイプ 〜平気で傷つけたり浮気をする本当の理由〜
(最終更新日:2022.5.27)
そんな方向けの記事。
回避依存症については下記の記事にまとめてみました。(1万字)
回避依存症には4つのタイプがあります。
今回は、ナルシストタイプについてシェアしますね✍️
元 恋愛依存症(共依存症+回避依存症)
脳のしくみや心理学を学び、恋愛依存症の克服・回避依存症の夫との関係を劇的に改善。
現在は「恋愛依存症・回避依存症の専門家」として活動。心理資格は5つ。
noteやX(Twitter)による発信活動、心理分析、心理療法によるカウンセリングサービスを提供。
※ Xの本アカ@loveshare0001
※ Xのサブアカ@loveshare0002
※ くわしいプロフィール
チェックリスト
✓ 傲慢で横柄
✓ 自慢話が多い
✓ プライドが高い
✓ 自分の理想を押しつける
✓ 肩書きや社会的権力が好き
✓ 女性にチヤホヤされることが好き
✓ ちょっとしたことで急に冷たくする
✓ 他人の気持ちを傷つけることを平気で言う
✓ 他者を見下すが、見下されることを過剰に嫌がる
✓ 他人の話には興味をしめさないが自分の話題は好き
✓ 自分の理想から外れると文句を言ったり不機嫌になる
✓ 自分にたいして肯定的な人間には優しいが、否定的な人間には攻撃的になる
特徴
ナルシストタイプは、回避依存症の中でも歪んだ自己愛(ナルシシズム)が強く、共感能力が低いのが特徴。
(表向きでは)自分のことが大好きで、他人よりも特別な存在になるために努力をしています。そのため一般の男性よりも垢抜けていたり、経済力がある男性が多いですね✨
なんでも自分の思ったとおりにしたいところがあり、「俺の理想の彼女像」や「俺の理想の嫁像」をパートナーに押しつけることも。
まるで、女性を自分の人形のように扱います。
パートナー選びでは自分の隣にいても恥ずかしくない、美人や可愛い女性を狙いがち👀✨
独裁者タイプと同じで男らしく見えるので、非常にモテるタイプになります。黙っていても女性から寄ってくるので、浮気や不倫などの女性問題が起きやすいでしょう。
しかも、ナルシストタイプは自分を好きだと言ってくれる女性が大好き。キャバクラやスナックに足繁く通うことも。
その理由は、ナルシストタイプは自分のことが大好きですが、自己肯定感が低いからです。
実は、自分のことが大好きなことと、ありのままの自分に価値があると思えることは、まったくの別問題。
ナルシストタイプは「自分自身に陶酔する歪んだ自己愛」は強いですが、「シンプルに自分を愛する健全な自己愛」はもっていません。
なので、自分のことは大好きですが「自分に価値がある」とは思えていないのです。
だからこそ女性からの好意や賞賛を強く求め、チヤホヤされるとかなり喜びます。
外見偏差値や経済力が高いナルシストタイプの男性と付き合うと、自己肯定感が低い女性は執着しやすくなります。
という心理が働くからです。
自己肯定感が低い女性は、ありのままの自分に自信がないので、外から目に見てわかりやすい魅力で自信をつけようとすることがあります。内面の自信のなさを、外面の自信で補う感じですね。
これも外から見てわかりやすい魅力。
外面の自信を手に入れるために、外見偏差値や経済力が高い男性を選ぶことに執着しやすくなる仕組みです。
あなたを平気で傷つけたり浮気をする理由
ナルシストタイプがあなたを平気で傷つける理由は、共感能力(他人の気持ちを考えようとする能力)が非常に低いからです☠️
ナルシストタイプは歪んだ自己愛により
と思い込んでいます。
「特別で愛されるべき存在である自分の気持ちだけが大切だ」と思い込んでいるので「あなたの気持ちも大切だ」という発想ができません。
そのため共感能力(他人の気持ちを考えようとする能力)が低くなり、あなたを平気で傷つけることを言ってきたり、傷つける行動をとったりしやすくなります。
女性関係やモラハラなどの問題が多いですね。
あなたを平気で傷つけたり浮気をする本当の原因
ナルシストタイプのパートナーがあなたを平気で傷つける原因について「わたしのことを愛してないからかな…」「わたしに魅力がないからかな…」と悩まれてはいませんか?
だとしたら、それは誤解かもしれません。
多くの場合は、あなたに原因があるのではなく、ナルシストタイプの過去に本当の原因が隠されています🔑
◉ ナルシストタイプの父親をモデリングしてるから
子どもは、両親のコミュニケーションの取り方を無意識に記憶します。
日本人の子どもが、日本語を自然と話せるようになるのと同じ感覚ですね。
ナルシストタイプの父親をモデリングしてるため、あなたを平気で傷つけるようにになったパターンですね。
◉ 幼児的万能感から抜け出せていないから
人間は、子どものころに「幼児的万能感」という感覚をもちます。
このように過剰な自己愛の世界にひたる感覚のことを、幼児的万能感といいます。
ふつうは成長するつれて、幼児的万能感からは卒業するもの。しかし、みごと抜け出せずに過剰な自己愛の世界に住みつづけているのがナルシストタイプ。
幼児的万能感から抜け出せない原因は、家庭環境にあります。
① 過保護な家庭環境だったケース
過保護は、共依存症の傾向がある母親がしやすい育て方。
共依存症の母親は、子どもに必要とされることや子どもの役に立つことで安心します。
身の回りの世話はすすんでするし「はいはい🥰」となんでもお願いを聞いて甘やかしすぎます。
その結果、子どもは「女性はお願いをなんでも聞いてくれる存在なんだ」と無意識に認識します。
こんな家庭環境で育つと
という幼児的万能感から抜け出せなくなります。
過保護な家庭で育ったナルシストタイプは、幼児的万能感から卒業できず、過剰な自己愛の世界に住みつづけています。その結果、共感能力が非常に低くなり、あなたを平気で傷つけるようになったパターンですね。
② 愛情不足と感じる家庭だったケース
子どものころに、育児放棄(ネグレクト)をされていたり、愛情不足と感じていた場合。
このように自分の存在価値にたいする不信感をもつようになります。
不信感を持ちつづけたまま生きるのはとても辛いので
と過剰に思い込むことで現実逃避しようと試みます。
その結果、幼児的万能感から抜け出せなくなることに。
愛情不足と感じる家庭で育ったナルシストタイプは、幼児的万能感から抜け出せず、過剰な自己愛を持ちつづけています。その結果、共感能力が非常に低くなり、あなたを平気で傷つけるようになったパターンですね。
◉ あなたを傷つけることで、心の傷やネガティブな感情を解消しようとしてるから
心の傷やネガティブな感情たちを解消(ストレス発散)するために、あなたを平気で傷つけるようになったパターンですね。
とうぜん、そんなことでは解消できませんが・・・。
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