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【有料級】恋愛の愛着スタイル4分類 〜回避型の彼がいる方ヘ〜

(最終更新日:2024.3.25)

🤔「さいきん、愛着スタイルというものを知った。回避型とか不安型とかいろいろあるらしい。もっとくわしく知りたい」

🙃「パートナーが回避型かもしれない。回避型のパートナーと理想の関係を築くためにできることを知りたい」


そんな方向けの記事。


回避型のパートナーと理想の関係を築きたい方は、まずは「自分とパートナーの愛着スタイルについて深く理解する」ことから始めてください。


👼 記事の解説者:満月(みつき)

元 恋愛依存症(共依存症+回避依存症)
脳のしくみや心理学を学び、恋愛依存症の克服・回避依存症の夫との関係を劇的に改善。

現在は「恋愛依存症・回避依存症の専門家」として活動。心理資格は5つ。

noteやX(Twitter)による発信活動、心理分析、心理療法によるカウンセリングサービスを提供。

Xの本アカ@loveshare0001
Xのサブアカ@loveshare0002

くわしいプロフィール


愛着とは?

愛着とは、ある人物が特定の他者とのあいだに結ぶ「情緒的な絆」のこと。(別名:アタッチメント)

かんたんに言えば、

【 愛着 】他者との愛ある心と心のつながり🤝💞


愛着スタイルとは?

【 愛着スタイル 】
他人とのコミュニケーションにおけるクセや傾向
精神的・肉体的距離感(パーソナルスペース)の好み

愛着スタイルは恋愛だけでなく、家族、仕事仲間、友人関係にも影響します。


▶︎ 愛着スタイル全4タイプ


愛着スタイルは4タイプあります。
(血液型の分類みたいな感覚)

❶ 不安型
❷ 回避型
❸ 恐れ回避型 = 不安型 × 回避型
(別名:両価型、混合型、未解決型、アンビバレント型など)
❹ 安定型


▶︎ 愛着スタイルの形成原因


愛着スタイルは、幼少期の親との関係性やその他の人間関係における体験により形成されます。

なにかしら不安要素のある家庭環境だった場合(片親や機能不全家族や施設育ちなど)➡️ ❶不安型❷回避型❸恐れ回避型

親の愛情を十分にもらい、不安要素が少ない家庭環境だった場合 ➡️ ❹安定型

となる傾向があります。

▶︎ 愛着スタイルはコロコロ変わる


愛着スタイルは固定性ではなく、変動性。
年齢や環境や精神状態によってコロコロ変わります。

たとえば、10代〜20代のころのわたしの場合は、両親・仕事仲間には回避型。弟や友だちには安定型でした。

恋愛では不安型、もしくは恐れ回避型。そのときのパートナーによって自分のタイプはコロコロ変わっていました。

カウンセラーとして活動してる現在は、ある程度どんな場面でも安定型を保っています。

このように、愛着スタイルは「生まれてから死ぬまで〇〇型」と固定されるわけでなく、そのときの年齢や人間関係・精神状態によって、コロコロ変動していくもの。

なので、いま不安型や回避型の方でも、今後の行動しだいで安定型に変わる可能性は十分あります✨

4タイプのチェックリスト(恋愛ver.)

❶ 不安型(女性に多い)

✓ よく尽くす
✓ 自己肯定感が低い
✓ あいての顔色を伺う
✓ 愛されたい願望が強い
✓ 浮気をしていないか不安になる
✓ 相手の機嫌が悪いと不安になる
✓ 甘えたり、頼ったりできずに我慢する
✓ 我慢を溜める→爆発→謝るをループする
✓ 気がつけば都合の良い存在になっている
✓ イヤなことがあっても意見を言いにくい
✓ 相手が新しい環境にいったり、新しい趣味をはじめると不安になる
✓ パーソナルスペースが狭く、密着した恋愛関係(ベッタリした関係)を好む


※ 不安型のチェックリストに当てはまる方は、恋愛依存症 も疑ってみましょう。くわしくは下記の記事をご覧ください。

❷ 回避型(男性に多い)

✓ 一匹狼タイプ
✓ 無表情・無口が多い
✓ 恋愛に振り回されない
✓ セックスレスになりやすい
✓ 精神的に自立するべきと考える
✓ 人前ではポジティブ精神で社交的
✓ 恋愛初期のみ猛烈アプローチをかける
✓ 共感能力が低い(人の気持ちを察するのが困難)
✓ 自信家のように振るまうが、じつは自己肯定感が低い
✓ 仕事や趣味、ひとりの時間をジャマされることを嫌う
✓ じぶんの考えや気持ちを言ったり、本音の話し合いなどは避けたい(めんどくさい)
✓ パーソナルスペースが広く、距離を置いた恋愛関係(アッサリした関係)を好む


※ 回避型のチェックリストに当てはまる方は、回避依存症 も疑ってみましょう。くわしくは下記の記事をご覧ください。

❸ 恐れ回避型(不安型✖️回避型)

上記の不安型と回避型の特徴、両方に当てはまるタイプ。

✓ 相手の顔色や態度に敏感
✓ 劣等感が強く、プライドが高い
✓ メンタル(感情)の浮き沈みが激しい
✓ あいてを信頼したいのに、疑ってしまう
✓ 見捨てられ不安が強く、試し行動をしてしまう
✓ 相手と近づきたい気持ちと離れたい気持ち両方あり、こころの中でよく葛藤する


※ 恐れ・回避型のチェックリストに当てはまる方は、恋愛依存症 や 回避依存症 の両方を疑ってみましょう。

❹ 安定型

✓ 自己肯定感が高い
✓ 堂々と冷静に意見をいえる
✓ メンタル(感情)が安定している
✓ 自分や相手を信頼する力がある
✓ ネガティブな感情や思考が少ない
✓ ごく自然と相手を頼ることができる
✓ 自分のことも相手のことも尊重できる
✓ 嫌われること、冷められることに過剰な不安がない
✓ 自立しすぎるわけでもなく、依存しすぎるわけでもない「相互依存」の恋愛関係になれる
✓ 相手が「どうしたいのか?」は関係なく、じぶんが「どうしたいのか?」に注目して行動できる(自分軸による行動ができる)

※ 各タイプの特徴はすべて当てはまるわけではなく、当てはまるもの・当てはまらないものもあります。


さて、あなたはどのタイプに当てはまりましたか?
あなたのパートナーはどのタイプでしょうか?

「ぜったい不安型だぁ〜!!」
「たぶん回避型かな・・・?」
「どれも当てはまっている・・・」

いろいろご感想あるかと思います。

パーセンテージが一番大きいタイプが、あなたのメインのタイプになります💡


たとえば・・・

安定型70%、不安型30%だった場合、メインは安定型。タイミングによっては、不安型が強くなるでしょう。

不安型80%、回避型10%、安定型10%だった場合、メインは不安型。タイミングによっては、安定型になったり回避型が強くなるでしょう。

同じ愛着スタイルの2人がカップルになると、上手くいきやすいでしょう。しかし、異なる愛着スタイルの2人がカップルになると、価値観の違いが大きく出るので、関係が悪化しやすくなります。

不安型と回避型によくある恋愛パターン

不安型さんと回避型さんの恋愛には「苦しい恋愛になるお決まりのパターン」が存在することをご存知でしょうか。

恋愛初期では、ふたりともが情熱的に盛りあがります。しかし、3ヶ月を過ぎたあたりから回避型さんが急に距離を置きはじめます。

不安型さんは情熱的に盛りあがったままなので、どんどん回避型さんに近づこうとします。熱心に尽くしますが、なぜか回避型さんは冷たい態度になっていきます。

最悪の場合、問題行動を起こすことも少なくありません。(浮気、モラハラ、お金やセックスの搾取、音信不通など)

最初は上手くいくけども、ある時期を過ぎると苦しい恋愛に変わってしまうのがお決まりのパターン。

実は、この流れは恋愛依存症と回避依存症の共依存恋愛サイクル9ステップとよく似ています。
(共依存恋愛については下記の記事をご覧ください)

恋愛経験が少ないと気づきにくいですが、なんども苦しい恋愛を経験されてる方は、自分が同じようなパターンに陥っていることに気づかれているはず。

不安型のままだと我慢ばかりの苦しい恋愛をくりかえしやすくなります。

苦しい恋愛が長期間にわたると、ネガティブ思考は悪化、メンタルは不安定になり、さらにパートナーとの関係が悪化する悪循環が起こります。

そこから抜け出したいなら、どこかのタイミングで「自分から変わる」という決断する必要があります。

回避型と理想の関係を築くたった1つの方法


ここまで読んでくださった方のなかには

「回避型のパートナーとの関係がうまくいっていない。できれば関係改善し、理想の関係を築きたい」

という方もいらっしゃるかと思います。


回避型と理想の関係を築くたった1つの方法は

不安型を克服し、安定型になること

これに尽きます。


どのブログや記事にも書いてあるほど有名な話なのでご存知の方も多いのでは。

もはや耳が痛くなるくらいかもしれませんが、やはりこれ意外に方法はありません。私の経験からも断言できます。

回避型さんは

◉ 依存的な人
◉ ネガティブな人

を嫌がる傾向があります⚡️

不安型さんは、フツウよりも依存的・ネガティブになっている方が多いです。

回避型さんとってはダブルパンチ。これでは回避型さんの気持ちは萎えますし、うまくいかなくても当然と言えます。


不安型さえ克服できれば

依存的な表情・態度・話
ネガティブな表情・態度・話

などは意識しなくても自然と減っていきます。

ふだんから明るい表情・態度・話が少しでも増えると、回避型さんのあなたに対する気持ちはポジティブなものに変わるかもしれません。

逆に、このまま依存的・ネガティブなままだと、あなたに対する気持ちは平行線か下降していく恐れがあります。

もしも

「付き合おう」と告白される
「結婚しよう」とプロポーズされる
「もう一度やりなおそう」と思ってくれる
「次いつ会える?」と相手から言ってくれる
ラインの返事が早くなり増える
キスやハグをする回数が増える
相手の機嫌も安定し、日常会話が増える
セックスレス解消し、誘われる回数が増える
浮気・モラハラ・音信不通・無視など問題行動が減る


このような理想の関係を築きたいなら、少しずつでも不安型を克服するための取り組みをはじめてください👀✍️


私自身、不安型(恋愛依存症)を克服したことにより、離婚寸前だった回避型(回避依存症)の夫と関係改善することに成功しました。

当時は想像もできませんでしたが、セックスレスも解消し、ありがたいことに子宝にも恵まれ、現在は子育てを楽しんでいます。


あなたとパートナーとのあいだにほんのすこしでも愛があるなら、あなたが不安型を克服することでパートナー自身の気持ちも変わり、理想の関係を実現できる可能性は高いです。


いままでさまざまな努力が失敗に終わってきたような方は「そんなことしてもどうせ上手くいかないよ・・」と躊躇してしまうこともあるかもしれません。(過去の私がそうでした)

しかし、『新しいことを始めるまえから諦める』のは非常にもったいないことだと私は思います。

いままで失敗したからといって、つぎも失敗するとはかぎりません。建設的な努力(結果につながる努力)さえすれば、回避型のパートナーとも理想の関係になれるかもしれませんよ。


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