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【有料級】 恋愛依存症とは? 〜不幸な恋愛や夫婦関係の根本原因〜

(最終更新日:2024.5.11)


🤔「自分は恋愛依存症かもしれない。恋愛依存症のことをくわしく知りたい」


そんな方向けの記事です。


👼 記事の解説者:満月(みつき)

元 恋愛依存症(共依存症+回避依存症)
脳のしくみや心理学を学び、恋愛依存症の克服・回避依存症の夫との関係を劇的に改善。

現在は「恋愛依存症・回避依存症の専門家」として活動。心理資格は5つ。

noteやX(Twitter)による発信活動、心理分析、心理療法によるカウンセリングサービスを提供。

Xの本アカ@loveshare0001
Xのサブアカ@loveshare0002

くわしいプロフィール



恋愛依存症の17のチェックリスト


まずはサクッとチェックリストから見ていきましょう👀✨

ぜんぶで17項目あるので、いくつ当てはまっているか数えてみてください。

┈ ┈ ┈ ┈ ┈ ┈ ┈

✔︎ 彼から電話やLINEがこないと落ちこむ、または「なんで連絡くれないの!」と憤りを感じることがある

✔︎「自分が彼を好きかどうか」よりも「彼が自分を好きかどうか」のほうに大きな価値をおく

✔︎ キス・ハグ・セックスをしている瞬間だけが、愛されていると実感できる

✔︎「彼なしでは生きていけない」と思ったことがある

✔︎ 追いかけてくる男性にはまったく魅力を感じない

✔︎ まわりから「別れたほうがいいよ」と言われ、自分もそう思うのに別れられない

✔︎ 愛されている実感がもてないと、自分の存在価値が消え去っていくように感じる

✔︎ 尽くすのはいつも自分ばかりで、本当のところそれに見合った愛は相手から得られていないと思う

✔︎ 彼から必要とされればされるほど、生きがいを感じられる

✔︎ もともと自分に自信がなく、自己肯定感は低いが、彼と上手くいっているときはそれを忘れられる

✔︎ 寂しさのあまり、つい好きではない男性とデートをしたり関係をもってしまったことがある

✔︎ 「別れる、別れない」というテーマで何度も揉めてたことがある

✔︎ 私の人生を素晴らしいものに変えてくれる誰かが、いつかきっと現れると思う

✔︎ 恋愛(好きな彼)が人生のすべてのように感じ、ほかのことにそれ以上の興味が持てない。

✔︎ 愛すれば愛するほど、同時に憎しみも大きくなっていくことがある

✔︎「なぜ私ばかりこんなに苦労しなければいけないのか?」と嘆くことが多い

✔︎「いつか彼は私のことを好きではなくなり、ほかの女性のもとへいってしまうのではないか」という不安に襲われることがある。

『 恋愛依存症 』より一部引用

┈ ┈ ┈ ┈ ┈ ┈ ┈

上記のうち3つ以上当てはまるなら恋愛依存症の傾向はやや強く、5つ以上当てはまるなら「かなり強い」ことがわかります。

恋愛依存症の可能性が強いと感じた方は、この先もお読みください。


恋愛依存症の種類


恋愛依存症には2種類説と4種類説があります。

【2種類説】
恋愛依存症と回避依存症

【4種類説】
恋愛依存症(回避依存症/共依存症/ロマンス依存症/セックス依存症)


当記事では、心理学者の伊東明先生が提唱された4種類説のほうで解説しています✍️


恋愛依存症(メインタイプ)

特定の恋愛対象に依存するタイプ

愛着スタイルは『不安型』または『恐れ回避型』に当てはまる

回避依存症 (サブタイプ)
特定の恋愛対象と親密な関係になるのを避けるタイプ

愛着スタイルは『回避型』または『恐れ回避型』に当てはまる

共依存症 (サブタイプ)
特定の恋愛対象から必要とされることに依存するタイプ
特定の恋愛対象を支えることに依存するタイプ
特定の恋愛対象をコントロールすることに依存するタイプ


ロマンス依存症 (サブタイプ)
恋愛から得られる刺激に依存するタイプ


セックス依存症(サブタイプ)
セックスや性的な事柄に依存するタイプ


回避依存症、共依存症、ロマンス依存症、セックス依存症については上記の各リンクにて解説しています。

ここからは、最も有名である一般的な「恋愛依存症」について解説していきます。


恋愛依存症の症状( 禁断症状 )


恋愛依存症の症状は「禁断症状」と呼ばれています。

😂「いやいや〜、禁断症状なんて大袈裟!!!」


と思われる方もいるかもしれませんが、決して大袈裟なことではありません。


主な禁断症状は、精神的依存による精神症状

【 禁断症状の内容 】
強迫的な愛への渇望、不安、孤独感、空虚感、無価値感、絶望感、焦り、怒り、憤り、悲しみ、自己嫌悪、自己否定、不眠、動悸、食欲不振など。

恋愛依存症の禁断症状は、アルコール依存症の禁断症状のように「明らかにわかりやすい症状(幻覚・幻聴などの肉体症状)」ではないので、なかなかピンとこないかもしれません。

しかし、いまのわたしは、恋愛を通して人生ごと大きく狂わせるほどの重圧な問題だと考えています。

【 禁断症状が出るタイミング 】
主に恋愛(パートナーとの関係)がうまくいっていないとき。

たとえば・・・
別れたとき、喧嘩したとき、浮気をされたとき、音信不通になったとき、ひとりで過ごしているとき、「わたしを愛してくれていない」と感じたときなど

禁断症状は、恋愛(パートナーとの関係)がそこそこ上手くいっているときは、あまり強く出ません。出たとしても我慢できる程度なので、かなり普通に過ごせてしまいます。

そのため、自分が恋愛依存症であることを自覚しにくくなります。

【 禁断症状の頻度 】
毎日のように出る方もいれば、1週間に1回、1ヶ月に1回、3ヶ月に1回程度の方もいらっしゃいます。

中には数年間禁断症状が出ない方もいらっしゃいますが、『 忘れたころにやってくる・・・ 』それが禁断症状の恐ろしいところ☠️


恋愛依存症者にとって、パートナーからの愛が精神安定剤になっています。アルコール依存症者にとって、アルコールが精神安定剤なのと同じこと。

パートナーからの愛が充分なときは、メンタルが安定しているので自分の異変に気づけません。しかし、そのパートナーからの愛、つまり精神安定剤がなくなったときに初めて禁断症状を体験し、自分の異変に気づけるようになります。

特に別れたあとや浮気をされたあとなど「パートナーから愛されていない」と感じるときは、精神安定剤がゼロになったのと同じなので(それまで隠れていた)メンタルの不安定さが一気に爆発するようになります💣💥

恋愛依存症の原因

恋愛依存症になる原因は3説あります。

【家族原因説】
・乳幼児期(6ヶ月~1歳半)の母親との関係
・家庭環境

【トラウマ・ストレス原因説】
・過去の恋愛でのトラウマ
・過去の対人関係でのトラウマ
・日常生活でのストレス

【先天性原因説】
・性別(主に女性)、
・脳の性質

すべての恋愛依存症者に共通するパターン【 愛への渇望 】

😢「愛されたくて愛されたくて仕方がない・・・」


すべての恋愛依存症者に共通する思考パターンは、
「愛されたい!!!」と心から渇望していること。

愛されたいと思うことは、人間の自然な承認欲求のひとつです。なにも悪いことではありません。

しかし、愛されたいという欲求が強すぎると、あなたのメンタルはどんどん蝕まれてしまいます☠️

恋愛依存症者の「愛」の定義は自分が理想とする「永遠の愛」

特に両親が不仲だった家庭や離婚した家庭で育った方は、親のパートナーシップを反面教師にするので、永遠の愛を強く求める傾向があります。

「父親のような(女性を大切にしない)男性は選ばない!!!」

「絶対に素敵な家庭にする!!!」

「愛し愛される関係を築くんだ!!!」

などの強い信念ができあがり「永遠の愛」が人生のテーマとなります。

ごくまれですが、とても仲が良い両親のもとで育った方でも、親のパートナーシップを理想とするあまりに「永遠の愛」を求めるケースもあります。

経緯はさまざまですが、すべての恋愛依存症者が特有の理想「永遠の愛」を渇望してるということですね。

しかし、ここに大きな落とし穴があります☠️


残念ながら、恋愛依存症者が理想とする「永遠の愛」はこの世に存在しません😱!!!(恋愛依存症だったわたしは、この事実を知ったとき衝撃を受けました)

たいていは、じぶんの理想である「永遠の愛」が非現実的であることに気づいていません。

恋愛依存症者は、永遠に叶うことのない理想を追いかけているので、不幸な人生が続いてしまうことになります ♾

「永遠の愛が、この世に存在しないと言える根拠は!?」


その根拠は、永遠の愛に「完璧」を求めているところにあります。

👶「完璧なんて求めてないし」

恋愛依存症だった当時のわたしは無自覚でしたが。

恋愛依存症になると、愛されなくなることに強い恐怖心を抱くようになります。その恐怖から逃れるために「完璧な永遠の愛」を目指すようになります。(完璧なものなら安心できるから)


しかし、そもそも人間は不完全な生き物💩

特に人間の感情(気持ち)は天気のようにコロコロ変わるものであり、今日は愛しくれていたとしても、半年後にどうなってるかは誰にもわかりません。

不完全であるがゆえに「完璧」は実現不可能であり、「永遠」も保証できません。

それにも関わらず、恋愛依存症になると「わたしはパートナーを(完璧に)愛している」という自信を持ち、「わたしのことが好きなら、(完璧に)愛してくれて当たり前」という考え方を持ち、「なぜ、わたしを(完璧に)愛してくれないの?」と疑問に思ってしまいます。

あなたの身近に、完璧主義っぽい方はいらっしゃいませんか?


「俺はちゃんとできてる!」という自信があり、「こんなことくらいできて当たり前だ!」という考え方があり、「なぜ、お前はできないんだ?」と疑問をぶつけてくる方。

これは、完璧主義者によくある心理です。

とうぜん、本人は完璧主義であることは無自覚。
これと同じ心理ですね💡

恋愛依存症の悪影響 ❶【 見捨てられ不安 】

😓「はじめは優しかったのに、なぜかダメな男に変わってしまった・・・」

こんな経験はありませんか?


実は、恋愛依存症には『どんな男性でもダメな男に変えてしまう』という悪影響があります。この仕組みを解説しますね。

恋愛依存症の脳🧠には

顕在意識(有意識)に【見捨てられ不安】

があります。

どんな男性もダメな男に変えてしまう理由には、この見捨てられ不安が強く影響しています。

【 見捨てられ不安 】
パートナーから見捨てられることへの不安。

自覚できる思考は「嫌われるかも」「振られるかも」「冷められるかも」「浮気されるかも」「飽きられるかも」など

見捨てられ不安があると、愛されなくなることに強い恐怖心を覚えるようになります。そのため、恋愛依存症者からは依存的な雰囲気が漏れ出てしまうことに⚡️

「わたしは、ひとりでは生きていけません。お願いだから、離れないていかないで・・・」

少しオーバーかもですが、言葉で表すとこんな感じ。

依存的な雰囲気は、なんとなくパートナーに伝わります。その結果、パートナーを調子に乗らせてしまうことに。

😡「なんで調子に乗るの?」

これは、殿様商売と同じ仕組み。

「お前、俺がいないと生きられないんだろ!だったら、俺が何しても離れていかないよな〜!しめしめ!よっしゃ、俺は自由に生きるぞ〜!!!」

もしくは

「依存してくるし、ネガティブだし、雰囲気重たすぎる〜!いっしょにいると疲れる!息苦しい!解放されたい!よっしゃ、俺は自由にいきるぞ〜!」

こんな感じ。

まるで、あなたの弱みを握ったかのように好き勝手行動するようになります。


このような流れで、はじめは 謙虚で慈悲深い王子様🤴も、傲慢で無慈悲な帝王💀に変わってしまうというわけです。

あなたからのラインを無視したり、浮気をしたり、モラハラ発言をしたり、結婚後は家事や子育てを手伝わなくなることもあるでしょう。

「よーし!ボクが命をかけてキミを守り、愛しつづけてあげるからね!!!」というバイタリティのある天然記念物級の男性もいるかもですが、恋愛依存症の方はそういった男性には惹かれないと思います。


多くの方は、恋愛依存症の見捨てられ不安の悪影響により『どんな男性でもダメな男に変えてしまう』という仕組みを知りません。

😓「わたしに魅力がないからだ・・・」

ではなく、恋愛依存症の問題だったというわけです。

恋愛依存症の悪影響 ❷【 親密になる恐れ 】


ふたつめの悪影響は『親密な関係(愛情や信頼のある深い人間関係)になりにくい人に惹かれてしまう』というものです。

恋愛依存症の脳🧠には、

潜在意識(無意識)に【親密になる恐れ】

があります。

【 親密になる恐れとは? 】
パートナーと親密な関係になることへの恐れ。

親密な関係になりにくい人に惹かれてしまう理由には、この親密になる恐れが強く影響しています。

恋愛依存症者には、日常生活で「愛されたい」と思っている一方で、「本当は親密な関係(愛情や信頼のある深い人間関係)になりなくない。なぜなら、いつか失うのが怖いから」という心理があります。

これは潜在意識(無意識)で考えていることなので、自覚がしにくい問題です。


人間の脳は、顕在意識(自覚できる有意識)が3%あり、潜在意識(自覚できない無意識)が97%を占めます🧠

顕在意識で考えてることよりも、潜在意識で考えてることのほうが現実に強く影響します。(わたしが言ってる潜在意識は、スピリチュアル的なものではなく脳科学のもの)

なので、日常生活で「愛されたい」と意識的に考えてることよりも、「いつか失うのが怖いから、親密な関係(愛情や信頼のある深い人間関係)になりたくない」と無意識に考えてることのほうが現実化しやすくなります。

その結果、なんと恋愛依存症者は「そもそも愛してくれない相手や信じることができない相手(いわゆるダメな男)を無意識に選びとってしまう」ようになります😱⚡️

たとえば既婚者、彼女がいる人、身体の関係はあるが付き合ってくれない人、精神疾患などの問題がある人、なかなか振り向いてくれない人など。

そして、恋愛依存症者が惹かれる代表格として最も有名なのが、回避依存症という傾向がある人。

【 回避依存症者の特徴 】
・カリスマ性がある
・社会的地位が高い
・一見ポジティブで強気
・論理的で頭の回転が早い

実は、回避依存症は恋愛依存症の一種。

回避依存症者の顕在意識には親密になる恐れがあり、潜在意識に見捨てられ不安があります。

つまり、恋愛依存症者とは真逆の症状が出ます。


恋愛依存症者は、もともと親密な関係になりにくい回避依存症者を(無意識に)見つけ出し、恋愛関係になることで、自らも親密な関係になることを避けようとするのが恋愛依存症者なのです。かなり巧みですよね🌝

「そんなバカな・・・」思われるかもですが、これは心理学者の伊藤明先生をはじめ、多くの心理学者が提唱している話です。


回避依存症者と恋愛依存症者は『共依存恋愛』という苦しい恋愛になりやすい
と言われています。

共依存恋愛では、恋愛初期のみ両者とも猛烈に燃えあがるものの、約3ヶ月あたりから回避依存症者の熱が冷めていきます。

その後は付き合ったり別れたり、仲良くなったり仲が悪くなったりしながら苦しい恋愛をくりかえす・・・というお決まりのパターンになります。


多くの方は、恋愛依存症の親密になる恐れの悪影響により、ダメな男や回避依存症者のような『親密な関係(愛情や信頼のある深い人間関係)になりにくい人に惹かれてしまう』という仕組みを知りません。

😓「男運が悪い・・・」

わけではなく、恋愛依存症の問題だったんですよね。


さいごに


恋愛依存症だった私が「もっと早く知りたかった」と思ったことのひとつを話しました。

当時の私は、好きなひとができると好きなひと中心の生き方になり、いつも相手のためを思って行動していました。(結果的には相手のためになってなかったのですが、少なくとも私はそのつもりでいました)

この状態は「いつも相手の気持ちを考えて生きている」とも言えますが、「いつも相手に合わせて生きている」とも言えます。

つまり、「いつも自分以外の他人のためだけに生きている」ということだったんです。


私は、ずいぶん長い間自分のことを置き去りにしていることに気づきました。どおりで苦しかったわけです。

さて、あなたはいま何歳でしょうか。
あなたに残された人生はどのくらいでしょうか。


私は、他人のために尽くして生きることは素晴らしいことだと思います。

しかし、恋愛依存症の方のなかには、本当はそうしたくない方もいらっしゃると思うのです。


そろそろ、自分だけの人生を生きたくないですか?
そろそろ、自分を喜ばせるために生きたくないですか?


命には期限があります。もう、好き勝手に生きてもいいんじゃないでしょうか。


あなたにはその権利があります。

私はここで、応援しています。


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